冷蔵庫の横にぽっかり空いた「15cmの隙間」、皆さんはどうしていますか?
醤油やみりん、サラダ油の置き場所に困って、とりあえず床に直置き……なんて経験、誰しもあるのではないだろうか。
かくいう自分は、DIY歴27年、キャンピングカーの内装まで自作してきたガチのDIY勢である。この程度の隙間収納なら、端材を使って一晩でサクッと作れると高を括っていた。実際、最初は「よし、作ろう」と工具を手に取ったのだ。
しかし結論から言おう。最終的に自分が選んだのは、自作の棚ではなく、山崎実業(tower)のスリムワゴンだった。
今回は、何でも作れるはずのDIYプロが、なぜあえて既製品に「買い替えた」のか。その理由を包み隠さずお伝えしたい。
DIY歴27年が痛感した「15cm隙間収納」自作の限界
隙間収納というと、「板を組んでキャスターを付けるだけの簡単な工作」だと思われがちだ。しかし実際に手を動かしてみると、これが想像以上に難易度が高い。
強度と安定性の問題
幅15cmという極端に細長い家具は、実は構造的にかなり無理がある。高さを出せば出すほど、前後に揺れやすくなるのだ。
さらに、中に入れるのは醤油やみりん、サラダ油といった「意外と重量のあるもの」ばかり。荷物を詰めた状態での重心バランスを取るのは、経験者でも一筋縄ではいかない作業だった。
キャスター選びの落とし穴
安価なキャスター(家具の下に付ける小さな車輪のパーツ)を使うと、引き出すときに斜めに動いてしまったり、フローリングに傷を付けてしまったりする。
しっかりした造りのキャスターにしようとすると、今度はパーツ代がじわじわとかさんでくる。
コストと手間の逆転現象
ここ数年の木材価格の高騰もあり、板材・塗装代・キャスター代・ビス(木材同士を固定するネジ)などを一式揃えると、正直なところ既製品の価格とほとんど変わらない、あるいは既製品の方が安く済むケースすらあった。
「安く上げるためのDIY」のはずが、「時間をかけて既製品と同じ金額を払う」という本末転倒な結果になりかねないのだ。
結局、山崎実業(tower)に買い替えて感動した4つの理由
散々悩んだ末、自分が選んだのが山崎実業の「tower」シリーズ、ハンドル付きスリムワゴンだった。使ってみて、正直「もっと早く買えばよかった」と思ったポイントを4つ紹介する。
① スチール製の圧倒的な「薄さ」と「頑丈さ」
木材で15cm幅の棚を作ろうとすると、板の厚み分だけ内部の収納スペースが削られてしまう。板が薄いと今度は強度が落ちる、というジレンマがある。
towerはスチール製のフレーム構造なので、薄くて丈夫、それでいて内寸はしっかり広い。歪みも出にくく、木材では出せない強度を実現している。
② 計算され尽くしたキャスターの滑らかさ
重い一升瓶や大容量のオイルボトルを詰め込んでも、片手でスッと真っ直ぐ引き出せる。自作したときに苦戦した「蛇行」や「引っかかり」が一切ない。
日々何度も出し入れするものだからこそ、このストレスフリーな動きは地味に大きい。
③ 生活感を隠すミニマルなデザイン
ごちゃつきがちな調味料のボトル類を、扉やハンドルでスマートに隠せる。冷蔵庫の側面に自然に馴染むデザインなので、キッチン全体がすっきりとした印象になる。
④ タイパの塊
組み立てて、置くだけ。自作にかかるはずだった数時間を、家族との時間や別の趣味に回せる。これは地味に大きなメリットだ。
「自作派」と「tower購入派」の分岐点はどこ?
DIYすべき人
隙間の幅が13.5cmなど、既製品では絶対にサイズが合わない「特殊サイズ」の場合。この場合は自作一択だ。
towerを買うべき人
隙間が15cm前後で、失敗したくない人。キッチンの生活感を消してすっきりさせたい人。この条件に当てはまるなら、既製品を選ぶのが合理的な判断だと思う。
まとめ
何でも作れる技術があるからこそ、「あえて作らない」という選択の合理性が分かる。今回のtowerへの買い替えは、まさにその典型例だった。
冷蔵庫横の隙間収納で迷子になっているなら、山崎実業のtowerシリーズを検討してみてほしい。27年のDIY経験から、太鼓判を押しておきたい。

